トランスヒューマン–
人が書くということは人格の継承のスタート地点に点を打つことだ。それが線となりタイムラインが生まれればver2、ver3としての「私」は認識される可能性が増す。
生が死への抗いである以上、人は書くことを止められない。
人が死を受け入れたとき、それらは本物の文学になるのかもしれない。
書物–
書物というのはあらゆる世界に向けて広がっているようで、思考という狭い世界で閉じる性質がある。
答えを求めて自身を強ばらせるために書物を手にするよりかは、遠くをぼぉーと眺めて脱力するほうが良いときもある。
とらわれ–
この世の表現は大抵「とらわれ」であると思っている。よってそれを見たものが更に囚われる循環が生まれる。
ここの断絶、そして乗り越える力を可視化するのもまた表現であると信じている。
燃える–
人は生きたようにしか死ぬことはできない。全力で生き切る人だけが安らかに死に切ることができる。